解体費用を概算で見積もる方法は？

解体費用は、建物の材質や間取り、周囲の環境によって大きく変動するため、現地を確認せずに概算費用を算出することはできません。ただし、工事がしやすい環境における相場をご紹介します。

しかし、解体工事においては概算の見積りはまったく当てになりません。解体費用の原価となるのは人件費、廃棄物処分費、燃料費などですが、同じような坪数の家であってもこれらの費用は大きく変動することがあります。

まず、建物の材質ですが、木造・鉄骨・RCなどの構造体によって費用が異なります。さらに、同じ木造の建物でも内壁に使われている素材が土壁、石膏ボード、ベニヤ板などであるかによって処分費用が大きく異なります。また、外壁や瓦の材質が陶器瓦、金属瓦、セメント瓦などであるかによっても費用が異なってきます。さらに、アスベストの有無も費用に影響を及ぼす大きな要因となります。

次に、建物の間取りですが、同じ坪数の家でも間取りによって費用が異なります。例えば、真四角の総二階の家と入り組んだ形状の平屋の家を比較すると、屋根や外壁、基礎の量が倍近くなることもあります。また、建物内の間仕切りの量によっても、廃棄物の処分費用は大きく異なります。さらに、基礎が布基礎かベタ基礎かの違いも費用に影響する要因です。

そして、周囲の環境も費用に大きな差をもたらします。住宅が密集しており、通常よりも注意が必要な現場の場合、養生の設置や丁寧な作業に時間を要することもあります。また、道路が狭く重機が入れない場合には、人力による解体や廃棄物の搬出が必要となり、人件費が倍以上に跳ね上がることもあります。

よく耳にする坪単価の話も注意が必要です。インターネット上には「解体費用坪3万円」といった表記が見られますが、これも当てになりません。坪単価とは、解体にかかった費用を坪数で割った結果ですが、事前に設定された坪単価によって解体費用が決まるわけではありません。業者によっては、見積り費用を「坪3万円×40坪＝120万円」という形式で表記することもありますが、実際には現場によって単価を変えたり、別途費用を計上して利益の調整を行ったりしています。ですので、坪単価を鵜呑みにすると後で「予想していた金額と違う」という事態を招く可能性があるため、注意が必要です。

以上のことから、解体費用の概算見積りはあてにならないことが分かります。解体工事にはさまざまな要素が関与し、その都度現地の状況を確認して費用を算出する必要があります。信頼できる業者に依頼し、適切な見積りを取ることが重要です。

解体工事の相談窓口

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〒770-0843　徳島県徳島市両国本町1-36-1　田村ビル　1F

フリーダイヤル　0120-72-1998

営業時間　13：00～1８：00

定休日　日曜日

公式ホームページ　解体工事の相談窓口 | 古い空家の運用相談を無料で受けます | 徳島 (kaitai-soudan.com)